2006-12-31 小林幸子“衣装”NASAが開発

 大みそか放送の「第57回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが30日、東京・渋谷のNHKホールで行われた。小林幸子(53)は例年通りの豪華衣装を披露。紅白史上最高の8メートルの高さでの熱唱となる。

 小林のド派手衣装のテーマは「火の鳥」。歌いながら約8メートルまで上昇。頂点に達すると、金や赤色などに輝く衣装のすそが幅12メートルに広がり、鳥の羽のように抑揚を始める。鳳凰(ほうおう)が竜と出合い、火の鳥になるところをイメージした。衣装の総重量は約1トンで、使用した生地の長さは約400メートル。せり上がる装置はアメリカ航空宇宙局(NASA)が開発した。構想に約半年、製作に約4カ月を費やし、今月28日にようやく完成したという。

 安全ベルトで固定されているものの、小林が乗る足場は縦75センチ、横50センチの狭さ。試し乗りしたスタッフは「目もくらむよう」と話したが、小林は「スタッフを信用しているし、これまでにもいろいろやっているので、安心しきっています」とサラリ。約5メートルの高さで悲鳴を上げていた絢香には「慣れれば大丈夫」とエールを送っていた。(スポニチ)