2006-04-25 メキシコとロシア、地震観測科学衛星で協定

メキシコとロシアの研究者が、地殻変動を感知する目的で超小型衛星プロジェクトを立ち上げた。両国の科学者らが合意に至ったと、メキシコ国立自治大学(National Autonomous University of Mexico:UNAM)が発表したもの。

UNAM宇宙科学部長のヨアン・ラモン(Juan Ramon de la Fuente)氏によると、衛星の重量は10kg程度の超小型衛星で、2007年末に打ち上げられる予定。この衛星により、科学者が地震や海底地震といった地殻変動活動を予想できると期待している。衛星は地下の深い場所で発生する微小な電気的及び電磁気的現象の微細な変化を観測する。

このプロジェクトは、2005年1月にUNAMとロシアのモスクワ航空大学(Moscow Aviation Institute)との間で調印された合意内容に基づくものである。UNAMは衛星運用に必要な地上局を建設する。