2005-03-05 AERA社、米空軍と打上げ契約調印:宇宙旅行事業に弾み

宇宙観光事業及び打上げロケットを開発しているAERA社は米空軍との間で打ち上げ契約を調印した。これは宇宙観光事業を目指している企業としては初めてのことである。同社は安全な観光用宇宙旅行用ロケットを開発している。技術は十分に成熟したものを応用することで安全性を高めている。打上げは垂直式で、着陸はパラシュートによって水平着陸する。初打上げは2006年を予定している。この企業も含め、Xプライズに登録したロケット開発会社は依然として開発を継続しており、宇宙旅行事業開始に向けて努力が続いている。

宇宙に向けて飛行中 高度110kmで無重力を体験 着陸船部分がパラシュートで帰還

最大加速度 4g
第一段エンジン燃焼時間 81秒
最大速度 マッハ4以上
到達高度 110km
発射地点から着陸地点までの距離 450m以内
準備期間 5日

長さ 56フィート
直径 ロケット部分 4フィート、カプセル部分 5フィート
乗員を含む発射重量 9.9トン
ドライ重量 3.68トン
乗員 7名
燃料 ケロシン+液体酸素

(編集者コメント:映画「アビエータ」でも描かれているが、現在の宇宙観光事業の誕生を見ていると、かつて米国の民間航空産業の勃興期に似ているように感じる。自由な事業機会、カリスマの存在、競争、賞金、最低限の政府の介入、自由な投資、新しい理念確立のための活発な政治活動など。是非はともかく、これは世界中いかなる国も真似できるものでもない。)