2016-04-16 米国 超小型衛星を開発、打ち上げコストはたった1000ドル

たった1000ドルで自分の超小型衛星を宇宙に打ち上げられる。米科学研究者の最新研究により、宇宙愛好者が宇宙を探索する夢は近く叶うかもしれない。

アリゾナ州立大学地球・宇宙探査大学院の研究者がこのほど、超小型衛星「FemtoSats」を開発した。この超小型衛星は組み立てやすく、コストも低い。衛星は立方体のようなもので、一辺が3cmで、重さはたった約35gで、スマートフォンの重さの三分の一ほどにすぎない。

このような衛星は体積が小さいが、推進器、画像生成、通信システムとデータ採集設備を搭載し、太陽電池で電力を供給し、積木を積み重ねるようにモジュール化した組み立てを行うこともできる。

研究者はこのような超小型衛星の量産化と商業化に取り組みつつあり、このような超小型衛星を、ミニ科学実験室又は大型宇宙船に搭載できる使い捨て多機能衛星にすることを目指している。

研究チームは「打ち上げコストの低下で、より多くの教育従業者、研究者と宇宙愛好者が自分の宇宙船を開発することができるようになる。これは宇宙探査用ハードウェアの開発モデル転換時代の到来を早める」としている。(新華社)