2011-08-09 NASA、宇宙のガソリンスタンド開発検討 4企業と契約

NASAは軌道上や小惑星、さらに月面にロケット燃料を補給し保存して宇宙のガソリンスタンド開発の技術目標を設定するために宇宙関連企業4社と総額2.4Mドルの契約を締結した。担当はNASA探査技術開発プログラム(Exploration Technology Development Program)。契約企業はAnalytical Mechanics Associates Inc.社、Ball Aerospace & Technologies Corporation社、Boeing社、Lockheed Martin Space Systems社。最終的には宇宙での技術実証を行う。

挑戦課題は、極低温である液体酸素や液体水素を漏らさず沸騰させないで長期間貯蔵する技術である。

NASAはシャトル引退後、今後の活動の方向性の舵を切り、2025年までに小惑星に人間を送り込むことに集中する。また2030年代までに火星有人探査を実現する。最終的にこれらのミッションは宇宙の定住施設建設につなぐが、そのためには宇宙船の燃料補給が必要となる。

各企業は、持続可能で無理なく人間の存在を宇宙で可能とするために必要とする、極低温燃料管理技術、能力、インフラストラクチャを実証するためのミッション概念を定義するために役立てる最終報告書を提出する。

プロジェクトでは宇宙ガソリンスタンドに必要な現在の技術の不足部分を明確にし、補給拠点を建設しつづけるための革新的手法を調査することに焦点を当てる。

最終的には、NASAは開発されるべき技術をテストする飛行実証実験の実現をめざす。

似たようなミッションとしてNASAは、ロボット燃料補給ミッション(Robotic Refueling Mission)と呼ばれる国際宇宙ステーションを使った実験を行っている。機材は最後のスペースシャトルで輸送された。船外活動によって宇宙ステーションの外部に取り付けられ、衛星のモックアップ上で宇宙燃料補給技術の実験を研究棟のDextreロボットアームを使って行う。