2011-03-04 無重力での睡眠やSEX…宇宙ではこうなる!

 全米ロケット協会の創設者であり、SF作家でもある著者による“宇宙生活”の手引きだ。宇宙生活の最大の特徴といえば「無重力」だが、人間の体はこの環境をそうたやすくは受け入れられないという。姿勢を感知する三半規管は、無重力では体が浮いているという状態を感知できないためだ。しかし、当然、目からは自分の姿勢を認識できるため、脳が混乱を起こして自律神経が乱れる。体が順応するまで、1日から数日程度は強い吐き気やめまいなどを覚悟しなければならないそうだ。

一方、無重力は睡眠には良い効果をもたらすという。体のどこにも抵抗がかからないため、どんな高級布団で眠るよりも快適で疲れが取れる。地球で理想とされる8時間睡眠が、宇宙では6〜7時間で十分という報告もある。他にも、無重力での食事やトイレ、そして宇宙での性行動の可能性についても、NASAで秘密裏に行われた実験報告を交えて紹介している。(日刊ゲンダイ)

「宇宙で暮らす!」G・ハリー・スタイン著、村川恭介訳(築地書館 2800円)