由緒あるジェット戦闘機が1月にもシャトル着陸用施設の滑走路から離陸する予定である。これによりKSCに20人分の職業を生み出し、いまだよちよち歩きの宇宙観光産業に火花を飛ばすかもしれない。スターファイター社(Starfighters Inc.)は自称宇宙旅行者の訓練用やNASAの高性能装置を実験するためにジェット機を使用する。同社は滑走路費用の一部弁済を行う。この活動はNASAの運用を互換性のある方法でシャトル着陸用施設における多様なサービス提供の可能性もあり、また唯一の資産としてシャトル滑走路を維持するための助けにもなる。一方で、スペースフロリダはこのビジネスを他の企業や旅行者指向の航空宇宙関連企業をシャトル退役後にKSCに誘引するモデルになって欲しいと期待している。
メドベーデフ首相はロシア経済を近代的に改革する計画を発表し、さらにソ連時代の厳格な産業遺産を克服するよう求めた。一般教書演説の中で、彼はロシアに対しより革新的な方向に向うよう求め、新型原子炉と宇宙技術開発での研究、そして他の惑星への飛行準備を検討するよう求めた。彼は、いまだに強い権力を持つプーチンに対する直接的な批判は避けたものの、経済における大きな政府の役割等のプーチンの実績の一部を批判した。
新しい研究では、衛星の寿命を延長できる新しいイオンエンジンに興味が注がれている。この技術は、カーボンナノチューブのカソードアレーから極めて重要な電子を作り出すことが出来る。従来のキセノンガス推進燃料を使用したイオンエンジンよりも性能がアップする。さらに効率が極めて高まり、結果的に衛星はより小型ロケットで打上げも可能となり、搭載ペイロードの重量も増加し、飛行期間もより長くなる。さらに地球軌道外の宇宙飛行にも利益をもたらす。DARPAが支援する研究では、従来のホール効果を応用した典型的なホーローカソードは、いずれはカーボンナノチューブを使用したカソードアレーに全て置き換わるだろうと言われている。効率が高まる上に、この設計ではハードウェアの信頼性を向上し、より優れた制御と冗長なレイヤに展開されるかもしれない。
エストニアはESAとの間で協力合意に調印した。合意にもとづき、エストニア企業、科学教育機関とESAとの協力プルジェクトで、宇宙技術の利用と地球への応用が可能となる。エストニアはESAとの協力合意に調印するために欧州連合に最近加わった最初の国となった。ただし、エストニア人を宇宙に送り込むための合意ではないとのこと。
NASAのゴダード宇宙センターに属する短期衛星開発局は契約企業から提案を求める提案要求を発行した。これは丁度10年前にRSDOが発行した衛星カタログの第三版となる。対象は事前承認された衛星バスベンダーであり、これらの企業から提供された衛星バス情報を元にカタログが作成される。RSDOの役割はNASAマネージャが素早く衛星を調達できるための補助資料となる。通常は6~8社程度から提供されるが、12以上のベンダーがカタログ上で競い合うことをNASAは期待している。新しい要求では創業間もない企業は除外される。しかしNASAミッションでのリスクを低減し、同時に依然として準備期間(ターンアラウンド)を30日から90日という条件は依然として要求されている。
元ESAロケット担当ディレクタと未来ロケット部局長のハインツ・ペッファは、宇宙観光事業企業は、低コスト宇宙飛行という不可能な夢を販売する詐欺師だ、と発言して物議をかもしだしている。このゲームに足を突っ込んでいるNASAを見ていると落胆する、とも。とにかく、宇宙観光産業が主張するような低コストで打上げることが可能なんて兆しも見えていない、というもの。宇宙観光事業というビジネスモデルは存在しないことを理解するためにはロケット科学者なんか必要ではなく、簡単に理解できることだ、と発言。宇宙観光事業を販売しようとしている大部分の人はこのことを熟知している。しかし仮にポンチスキーム(自転車操業&ネズミコウ的な詐欺)を販売できるなら、なぜ宇宙観光事業ではいけないのか? 宇宙観光事業は今日でも明日でも、さらに明後日でも事業的なバランスが取れていない、と主張している。
軍事大手ノースロップグラマンは、米国陸軍の発注を待たずに、独自で垂直離着陸UAV「ファイヤースカウト:Fire Scout」の独自試験を行うための大規模な投資を行なっている。結果として、同社の焦燥感は一掃されたと関係者は見ている。陸軍は新しい連隊戦闘団近代化計画(Brigade Combat Team Modernization program)に向けた航空機の選択を決断する際に、ファイヤスカウトの準備が整っていることが必要と判断した。一方で海軍はカリブ海の麻薬対策作戦で誘導ミサイルフリゲート艦のUSSマキナニー(USS McInerney)のMQ-8Bファイヤスカウトをすでに飛行させている。そこでは600時間の飛行試験と110回の離着陸試験を達成している。ノースロップグラマンは自己保有機の「ホイワトテイル:White Tail」と呼ばれているファイヤスカウトを試験している。このUAVは新規開発のスタナグ(Stanag)4586互換地上局でコマンドコントロールが可能である。

スリランカ通信規定委員会長官とサリーサテライトのスウィーティング代表は画期的な合意を調印した。合意によると、スリランカの国家的な宇宙プログラム能力はSSTLからの地球観測衛星の提供から始まる。そしてスリランカ初の通信衛星の定義と設計に着手する。調印したMOUによると、SSTLは地球観測能力を提供し、静止軌道通信衛星開発を共同で開始する。地球観測分野でSSTLと協力することで、スリランカとしてはDMC(災害監視衛星群)の重要なメンバーになり、国際憲章を通じて国際連合が活動を支援している国際的な災害救済支援に参加できる能力を確保する