2009-12-14 パラシュート? 着用式航空機? SPELCO社開発

軍事用だが、ハイテックパラシュートがお目見えした。このパラシュート、体に装着して落下するが、小型の翼が付いているために、目標とする着陸点まで時速100km程度で飛行する。

開発したのはSPELCO (Special Parachute and Logistics Consortium)合弁会社。現時点では落下と停止機能しかないが、今後自力で飛行し着陸する方式を開発中とのこと。

会社はドイツ企業2社が設立したもので、パラシュートシステム、ヘルメット、酸素供給装置、その他関連装置企業である。このシステム「グリフォン次世代パラシュートシステム:Gryphon Next Generation Parachute System」は奇抜なシステムが注目されている。SPELCOによると、グリフォンシステムはそもそも高々度で高度に操作可能な飛び降り作戦に使用されるために開発された。特に、特殊部隊などが利用することを前提。翼の長さは1.8メートルで、滑降割合が5対1、つまり5メートル落下に対して25メートル前進する。

2006年以降50回の試験飛行を実施していて、次の段階は小型のエンジンを搭載し、水平方向の飛行距離延長と操作性の向上を図る。