2008-10-20 韓国初の宇宙ロケット「KSLV1」公開
KSLV1、来年打ち上げへ

人工衛星を積んで宇宙空間へと運び、さらにその衛星を軌道に投入する韓国初の宇宙ロケット「KSLV1(Korea Space Launch Vehicle 1)」が、今月16日に全羅南道高興郡にある羅老宇宙センターで初めて公開された。

 KSLV1号ロケットは、科学技術衛星2号が搭載された上段部と、発射されたKSLV1号を地上から宇宙まで打ち上げる下段部からなっている。上段部(7.7メートル)は韓国航空宇宙研究院(航宇院)が最近独自の技術で完成させ、下段部(25.8メートル)はロシアが作って供給した。

 航宇院の趙光来(チョ・グァンレ)宇宙発射体事業団長は、「地上検証用の機体を利用し、来年2月までに地上で完ぺきに検証を終える計画だ。検証用の機体だけで四つから五つの下段部を使う予定」と語った。

 ミン・ギョンジュ羅老宇宙センター長は、「来年第2四半期(4‐6月)にKSLV1号が成功裏に打ち上げられ、韓国が世界で9番目の人工衛星自力打ち上げ国となることを確信している」と語った。(朝鮮日報)