2006-08-28 UGS、三菱重工のロケットエンジン部門に解析ソフトを提供

 CAD(コンピューターによる設計)ソフト世界最大手米UGSの日本法人UGS PLM ソリューションズ(東京・渋谷)は、三菱重工業の次世代宇宙ロケットエンジン開発向けに航行時の外部圧力や振動に対する強度などを解析するソフトを供給する。取引額はソフト価格と管理費用合わせて1億2000万円程度とみられる。

 提供するのはUGSの主力解析ソフト「NX ナストラン」。三菱重工がこれまで使用していた米国他社メーカーの解析ソフトに比べ、解析時の演算処理能力が約二倍という。現在開発中のロケットエンジン「MB―XX」以降のエンジン開発に用いられる見込み。(Nikkei)