2006-03-19 インド、再使用型ロケット開発

インド宇宙研究機構はRLV(再使用型ロケット)を開発していることを発表した。再使用システムを採用することで、打上げコストを劇的に低減することが可能となる。

ビクラムサラバイ宇宙センターが製造しているが、ISROとしては構造設計を終了し、技術実証飛行に向けた製造工程の研究も終了している。打ち上げは今後2年以内程度で実施する予定。

再使用型ロケットシステム開発の一環として補助パワーシステムの概念設計は終了している。空力学的な特性、軌道、航空電子、構造設計、製造等の研究も完了している。

機械的な統合の設計レビュー、電気システム、チェックアウトシステムは2007年までに終了する予定。

第一段は有翼ボディーシステムとなっており、高度100kmまで打上げ、軌道速度の半分程度まで加速する。燃焼が終了すると、大気圏に再突入し、滑走路に水平着陸する。第二段はペイロードを投入した後、大気圏に突入し、エアバッグを使用して着陸する。