2004-12-01 加ヨーク大:ネットと衛星写真を使った“スパイ”ツール発明

 カナダのヨーク大学(オンタリオ州トロント)のビンセント・タオ助教授がこのほど、衛星写真とインターネットベースの技術を使った高精度の監視ツールを発明した。ウェブ上で地理座標を指定すると、地上の精細な画像が得られ、通りに駐車中の車の型までわかるという。

 ツールの名称は「SAME」(See Anywhere, Map Anywhere)。衛星から撮影した地上の高解像度画像、交通や天気を監視するリアルタイムのリモートセンサー、GIS(地理情報システム)技術などを組み合わせた。

 インターネットベースのプログラム上で位置を指定すると、ほぼリアルタイムの3D画像が得られ、50センチから1メートル程度の形がわかるほどにズームできるという。タオ助教授は、SAMEは近い将来、全世界規模で提供される可能性があり、災害の事前対策や支援活動に活用できると述べている。一方で、識者などからは、ストーカーによる悪用など、高度な監視技術の乱用を危ぐする声もあがっている。

原文 http://www.yorku.ca/mediar/archive/Release.asp?Release=749