2004-03-15 太陽系「10番目の惑星」か=冥王星の外に天体発見−NASA

 米航空宇宙局(NASA)などによると、カリフォルニア工科大学の研究チームが、太陽から最も遠い冥王(めいおう)星よりも外側を周回する天体を新たに発見した。「10番目の惑星」とも言える天体で、NASAが米東部時間15日午後1時(日本時間16日午前3時)に発表する。

 米CNNテレビ(電子版)によれば、この天体は、地球から100億キロの距離にあり、直径約2000キロ。氷と岩でできているとみられる。太陽系の天体として、1930年に見つかった冥王星(直径約2300キロ)以来、最大となる。イヌイット(エスキモー)神話の海の女神にちなみ、「セドナ」と暫定的に命名された。 (時事通信)